toyble『ドラゴンボールAF』
少し前になるけど『ドラゴンボールAF』という無料公開されている同人マンガを読んだ。はてなブックマークで紹介記事が人気を集めていてそこで知った。
かなりおもしろかった。時系列的にはアニメオリジナルの『ドラゴンボールGT』以降の話で、アニメオリジナルのエピソードも含んでいる。そのため原作しか読んでいない自分にはわからない話もあるのだが、それを込みでもめちゃくちゃ面白かった。パワーインフレが進んだとか、マンネリ化とかいろいろ言われたし、今では『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『NARUTO』のようなDB超えを果たしたと言っても過言ではないジャンプマンガも数多く存在する。しかし、そのような時代の変化を加味しても、ドラゴンボールは今でもおもしろく、そして全然古びていなかった。
絵がとても上手で、もちろん同人という枠組みであるにせよ、これはもう正当な続編でもいいのではないか。
追記(2/25):消されました。削除済みみたいです。
追記(7/10):この記事のアクセス数が多いのでさらに追記。toybleさんは現在「とよたろう」名義でVジャンプで「ドラゴンボール超」のコミカライズをしているとのこと。
とよたろうは鳥山明から指名!ドラゴンボール超以外の漫画は? | 星々の煌めき
それで本棚にあるDB原作を読んだのだがさらに驚いた。原作の方がはるかにおもしろかったのね。
実際には『人造人間/セル』 編あたりから読んだので、すべてを比較したわけではないのね。それでも原作と同人では天と地ほどの違いがあると言える。鳥山明は神だった。
「だからなんなの?」「そんなの当たり前でしょ?」と言われそうだけど、つまり鳥山明はもう『ドラゴンボール』を書く気はないのだから、いっそ誰かに書かせちゃえばいいのに。桂正和が理想だけど、ぶっちゃけこの『AF』の人に書かせても全然いいと思う。怒られそうになったら「これは続編の一つの可能性」とか銘打っても全然構わないので。ジャンプSQとかネットあたりでどうすか?>集英社さん。
とりあえずこの2作品が読みたい。
カツラアキラ (桂正和×鳥山明 共作短編集) (ジャンプコミックス)
- 作者: 鳥山明,桂正和
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/04/04
- メディア: コミック
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全然話は関係ないけど、自分、ブルマが大好き。ああいう女の子、憧れる!というわけで、最近の自分の女性観、小学生の頃から変わらないんじゃ……と疑心暗鬼になりましたとさ。
さらに余談。個人的に『ドラゴンボール』で一番かっこいいのはベジータだと思っていて、というのもあれだけ悟空に敗北感を味合わせられ、なおかつ悟空がNo.1だと認め、にも関わらず修行をやめないのはいくらなんでもかっこ良すぎる。ブルマとベジータが夫婦として何を話してるのか、そもそもどういう経緯でそうなったのか謎に満ちているものの、これ以上の組み合わせはないような気もする。プライドが高いサイヤ人の王子と、地球上でおそらく最も優れた頭脳の一人でありながら性格破綻人間。理想の夫婦とはこの二人のことを言うのではないだろうか。