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ここ数ヶ月の覚えていること

本調子にならないまま2016年は8ヶ月も消化し、「SMAP解散」「こち亀終了」という天皇の生前退位以前に平成が終わろうとしている。「一体何があったんだ?」そういう考察ができなくもないけど、おそらくは偶然重なったに過ぎず、遅かれ早かれ平成というタームが終わりを告げつつあることは、生前退位以前に天皇陛下の年齢を察すればわかっていたわけで、だからといって次のタームがはじまるわけでもなく、ただただ夏が終わり、僕らの日常も続いていくといういつも通り怠惰な2016年9月。

いつの間にか冬が終わり、春が過ぎ、夏が終わっていた。何が起こっていたのかはテキストファイル形式で残されたメモを見ないとまったく思い出せない。先日観た『君の名は。』は神の意志に基づく忘却についての映画だったが、神の有無に関わらず僕らはあらゆる事柄を忘れる。物事は理由なく始まり終わる。そして意味もなく忘れさられる。だからブログを書いておいたほうがいいよまじで。

 

きのこ帝国「夏の影」

きのこ帝国の新曲「夏の影」がとても良かった。フィッシュマンズ、もしくはUAの「Love scene」に近いアレンジなのだが、歌はいつもの佐藤千亜妃そのままで、後半シューゲイザー的なノイズが重なるのがおもしろい。真夜中に聴いていたら、歌詞は他愛無い愛の歌であるにもかかわらず、「あ、まだ俺大丈夫かも」「生きてていいかも」とかふと思ってしまった。最後の大げさなサビの展開に救われる。チャイさんが野音良かったと書いていたけど、そろそろライブ観たい。

 

8/12,13 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016

もう半月以上経ってしまったけど、例年の如く参加。相も変わらず地上の楽園のごとくクソ楽しかった。あまり文章化する意味を感じないほど、ごく真っ当に楽しかった。例えるなら近所の盆踊りについていちいち位置づけをしても意味のない感じだろうか。細かい突っ込みどころはあったけど、まー終わってしまえばどうでも良くなる。「ライジングにおいでよ」と気安く言えるわけでもない。道民以外にとって交通費は馬鹿にならない。でも一度はライジングにおいでよ。楽しいよ。

 

庵野秀明樋口真嗣シン・ゴジラ

新海誠君の名は。

いやーこの夏は映画が楽しい!とかいいつつまだこの2本しか観てないんだけど(時期外れのは観たけど)……。でも『シン・ゴジラ』も『君の名は。』もほんと5年とか10年に1本クラスの大傑作。あまりこういうふうに書く人は見かけないんだけど、『シン・ゴジラ』は市川崑の『犬神家の一族』や伊丹十三の『マルサの女』くらいおもしろい。『君の名は。』は宮﨑駿の『天空の城ラピュタ』くらいおもしろい。そんなことってありえる?音楽シーンが大豊作とか巷で言われていて正直あまり実感ないけど、邦画に関してはシーン全体がどうこうかは別として大傑作が2本も出ちゃった。2016年いいね。

この余波を受けて『君の名は。』の方はサントラまで買ってしまったほど。RADWIMPSがいつのまにか垢抜けてバンプみたいになってた。10代が好きそうなボーカル曲もいいけど(20代かも)、インストの出来がかなり良い。

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)